結論からAmazonのスポンサー広告を運用していて、広告費に見合った料金で使いたいなら、GloriadsがAdbrewのより良い代替です。1時間ごとまで実行できる自分で管理するルール、無料トライアル、解約通知期間なし、そして広告費$10,000の場合、月額$799ではなく$239です。Amazon DSP、AMC、Walmart、1時間単位のデイパーティングが必要なら、Adbrewを使い続けてください。
Adbrewとは
Adbrewは、AmazonとWalmartの広告向けソフトウェアで、Amazon出身者がニューデリーで創業し2022年に設立されたAdbrew Software Private Limitedが提供しています。Amazonのパートナーディレクトリでは、Advancedパートナーです。
Sponsored Products、Sponsored Brands、Sponsored DisplayをルールとAIで運用でき、さらにAmazon DSP(Amazonの最低額に満たない広告主には自社のDSPシートを使用)、Amazon Marketing Cloudのレポートとオーディエンス、Walmart Connectにも対応しています。Streaming TVは同社が掲げる製品には含まれていません。
自動化はルールセットを土台に、Amazon Marketing Streamによる1時間単位のデイパーティング、予算プランナー、アカウントを分析して変更を加えるAIエージェントのAdbrew Intelligenceで構成されています。MCPサーバーを使うと、AIアシスタントが広告を読み取り、承認後に変更することもできます。
2026年のAdbrewの料金体系
Adbrew Standardは、月額$799、または広告費に対する割合のいずれか高いほうで、月の広告費が$500,000までのアカウント向けです。それを超えるとEnterpriseが見積もりとなり、APIアクセスと独自ドメインが付きます。
この割合は料金ページから消えています。2024年8月から2025年5月までは2%と表示されていました。この割合なら最低額で$39,950までの広告費をカバーできるため、小規模から中規模のアカウントの大半は単純に$799を支払うことになります。最低額自体も、2025年10月から2026年2月の間に$499から$799へ上がりました。
含まれるキーワードを超えるシェア・オブ・ボイス、追加の共有ダッシュボード、AdbrewのシートでのDSP、高度なAMCはオプションで、価格は公開されていません。料金ページに無料トライアルはなく、利用規約では解約に30日前の書面通知が必要で、返金はありません。
Gloriadsの料金は前月の広告費で決まる1本立てで、月額$29から。月の広告費が$100,000までは割合課金はありません。どのアカウントも、カード不要の14日間の無料トライアルから始まり、いつでもオンラインで解約できます。
出品者がAdbrewの代替を探す理由
比較記事やレビューで繰り返し挙がる理由で、その大半はAdbrew自身のページに書かれています。
- 月$799の最低額。月に数千ドルを使う出品者は、これを満額支払うことになります。
- 最低額を超える分にかかる広告費の割合は非公開になり、オプションは問い合わせ制の価格です。
- セルフサービスのトライアルはなく、まずデモがあります。
- 解約には30日前の書面通知が必要で、返金はありません。
- 上級者向けのツールです。G2のレビューでは、Amazon広告をすでに理解している人でなければ使いこなせないと言われています。
- KDP著者、Merch on Demand、Streaming TVには対応していません。
Gloriadsの仕組みの違い
Gloriadsが手がけるのは、出品者、ベンダー、KDP著者、Merch on Demand向けのAmazonスポンサー広告だけです。読んで理解できるルールを実行します。IF、AND、OR、NOT、ELSE IFで、あらゆる指標と任意の期間を条件にでき、用意されたテンプレートからでも一から作ることもでき、4種類すべての広告に対応します。対象は入札額、予算、キーワード、除外、掲載枠、キャンペーンの状態です。
ルールが動く前に、「今すぐテスト」で実際のアカウントに対して実行し、行われる変更をすべて一覧で確認できます。オンにすると、1時間ごとから3か月ごとまで、選んだ頻度で実行されます。ガードレールも備えています。入札額と予算の上限、変更と変更の間のクールダウン、ご自身で行った編集を7日間そのままにする仕組み、2つのルールが食い違った場合は最も安全な変更を採用する仕組みです。
すべての変更は、その原因となったルールと数値とともにアクティビティに記録され、1クリックで元に戻せます。ルールの実行全体を戻すことも可能です。除外したくないキーワードやASINのリストがあるので、ルールがどう判断しても、ブランドが除外対象になることはありません。
ルールの周辺機能として、Gloriadsはプランやスプレッドシートからキャンペーンを一括作成し、キーワードを翻訳して入札額を換算したうえで他のマーケットプレイスへコピーし、マーケットプレイスごとの月間予算をペース配分つきで管理し、すべてのマーケットプレイスと広告タイプを1つのダッシュボードに表示します。接続した日から14か月分の日別履歴も確認できます。
Adbrewのほうが適している場面
Adbrewのほうが対応範囲は広いです。Amazon DSPを運用でき、Amazonの最低額に満たない広告主でも自社のシート経由で利用できます。SQLなしでAMCのレポートやオーディエンスを作成でき、Walmartにも広告を出せます。Gloriadsはこれらのいずれにも対応していません。
さらに、リアルタイムの数値(Amazon Marketing Stream)をもとに入札額・予算・掲載枠を1時間単位で変更でき、期間の予算をキャンペーンに配分する予算プランナー、Amazon自体の手数料を反映した利益、シェア・オブ・ボイスとオーガニック順位、AIエージェント、承認後に広告を変更できるMCPコネクタも備えています。Gloriadsには現時点でこれらはありません。時間単位の数値は毎晩更新され、スケジュールで入札額の設定とキャンペーンの一時停止はできますが予算と掲載枠は変更できません。TACOSはロードマップにあり、APIとMCPコネクタはデータの読み取り専用で、変更はできません。
また、Adbrewはソフトウェアだけでなく人的サポートも提供します。手厚い導入支援、24時間対応のサポート、Enterpriseでは戦略セッションと四半期ごとのレビューがあります。Gloriadsはセルフサービスです。
Adbrewをやめるときに残るもの、失うもの
スポンサー広告のキャンペーン、キーワード、入札額とその履歴はAmazon Adsのアカウントに属するため、そのまま残ります。Gloriadsはそれらをそのまま読み込み、Amazonから14か月分の日別履歴を取得します。
Adbrewに残るのは、同社独自の成果物、つまりルールセット、デイパーティングのスケジュール、予算プランです。同社の自動化は入札額、予算、掲載枠を1時間ごとに変更するため、最後の実行時の値がアカウントに残ります。乗り換える日に、その値と、一時停止のままのキャンペーンを確認してください。
Adbrew自身のシートで運用しているAmazon DSPのキャンペーンや、Adbrewが設定したAMCインスタンスは、スポンサー広告のアカウントには含まれません。解約通知を送る前に、持ち出せるものをAdbrewに確認してください。同社の利用規約では、アーカイブされたデータは「有料で抽出可能」とされています。